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ロルフィング®との出会い
  
私が最初に思ったことは、“ロルフィング®”って何?・・・でした。
まず“ロルフィング®”という観点はさて置き、実際に施術を受ける事をお薦めします。施術を通じて“ロルフィング®”の輪郭が見えてくる(イメージが出来る)と思います。最終的に10回のセッションを受け終わる時には、“ロルフィング®”に対する理解度が高まっていると思います。私の中では“ロルフィング®”とは、身体の各部位に働きかける事により、身体に備わっている治癒力を引き出し、本来人間があるべき状態に近づけてくれる手法だと思っています。
 
ここから先は私が受けた“ロルフィング®”の体験談を纏めたものです。
 
私と“ロルフィング
®”との出会いはある方の紹介でした。私は30歳で神経障害の難病を発症し、それから十数年が経ちます。今でこそ普段は薬を服用することで、外見上は何ら健常者と変わりありません。しかし、一時期殆ど身体が動かなくなり、寝たきりの状態になった時がありました。その当時、某大学病院に通院していましたが、その際の診察内容に疑問を感じ、主治医に対する信頼も薄らぎ病気も進行していました。
 
そんな時にある方から“ロルフィング®”はどうか?・・・と紹介されました。藁にも縋る思いで数人のロルファーの方に問い合わせた内のお1人が高橋さんでした。高橋さんは私の病名を聞いた時に、“ロルフィング®”では病気は治せません。でも、何かしらの手助けは出来るかと・・・確かに10回のセッションを受けても、殆ど効果は見受けられませんでした。でも、今にして思えば、身体の中では徐々に変化が起こっていたのかと・・・それは、この後も寝たきりの状態が続いた為、この難病を専門とする別の某大学病院を紹介して貰いました。直ぐに検査入院して自分の症状に見合った薬を調合しました。(これが今も服用している薬です。)ここから、劇的な変化が現れました。この薬を飲み始めてから2週間あまり経過した頃から、急に身体が動く様になったのです。入院時は車椅子だったのが、退院時は自力で歩ける様になりました。これは薬の影響が多大な要因だと思いますが、それだけでは無い気がしています。入院前に受けていた“ロルフィング®”の効果が働いたと・・・なぜなら、身体が本来もっている動き(機能)を“ロルフィング®”を通して新たに認識していた事が、身体を動かす上で重要だったと思えたからです。例えば、立ち上がる動作一つに着目します。私は薬の効きがオンとオフではまるで別人です。オンの時はハッキリ言って健常者です。オフの時はこんなにも違うものかと悲しくなる位、身体の動きが鈍くなり、どちらが本当の自分なのか判らなくなることもあります。この動作をする際に普段健常者の方なら何処の筋肉を使っている事なんて気にしないと思います。でも、私の場合はオフの状態では使えない筋肉(強張りの為)があり、どの筋肉がどんな働きをしているのかが感覚的にわかります。普段何気なく使っている筋肉が、いかに重要な働きをしているかを認識できる瞬間です。こう思えるようになったのは、“ロルフィング®”に出会えたからだと思います。
 
そして、今でも身体は日々変化していると感じています。
 
これはあくまでも私の主観ですが、“ロルフィング®”との出会いからこれまでの軌跡です。この難病を抱えての日常生活は大変ですが、“ロルフィング”を通じて得られた知識は、とても役立つものとなっています。
 
以上、この体験談が何かのご参考になれば幸いと思います。
 

 
あるクライアントさんから体験談をお送りいただきました。
きっと勇気のいるお手紙だったと思います。
信頼できる病院で、今の先生に出会われた事。そしてなによりクライアントさんが真摯に日々ご自身の身体と向き合われた努力と、お体の力があってのことです。そして、今も真摯にお身体に向きあわれている姿勢にいつも私も気持ちがひきしまります。あたりまえの事はひとつもない、と思います。
 
私ができたことは、ほんのちょっときっかけになったくらいだったとしても、なによりも励みになる声です。
きっと同じ仕事をしているロルファーの励みにもなると思います。
他のご病気を抱えて不安な日々を過ごされている方も、たとえロルフィングでなくても、そういうことがあるかもしれないということはなにかの光になるかもしれないと思い、このたびご了解を得て掲載させていただくことにいたしました。
    
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